お母さんへの感謝の気持ちはたくさんあるのに、いざとなると「いつもありがとうしか出てこない…母の日が近づくと、メッセージカードを前に手が止まってしまう、ということはないでしょうか。
この記事では、例文を参考に、あなた自身の言葉を少し加えるだけで、心のこもったメッセージが作れる基本的な書き方をご紹介します。
読み終える頃には、あなたらしい温かいメッセージを書き上げるための、ヒントが見つかりますよ。
なぜ、一番伝えたい人にこそ、言葉が見つからない？
感謝の気持ちはたくさんあるはずなのに、いざペンを持つと「いつもありがとう」の一言しか出てこない…。
「せっかくだから感動させたい」「気の利いた、素敵な言葉を贈りたい」そう思えば思うほど、かえって言葉が見つからなくなってしまう、ということは、多くの方に共通する悩みかもしれません。
一番大切な人に、ありったけの想いを伝えたいと願うからこそ、言葉に詰まってしまう。
この記事では、そんな優しい気持ちを、あなたらしい言葉で伝えるためのお手伝いができればと考えています。
5分で完成！気持ちが伝わるメッセージの基本的な組み立て方
メッセージ作成のヒントとなる、基本的な組み立て方をご紹介します。
これは、あなたの感謝の気持ちを形にするために、3つの要素を組み合わせることで、メッセージの全体像が整います。
その3つの要素とは、以下の通りです。
- 【感謝の言葉】 まずはストレートに「ありがとう」を伝えます。
- 【具体的なエピソード】 ここが大切なポイントです。あなただけの思い出や感じたことを添えます。
- 【結びの言葉】 これからの幸せや健康を願う言葉で締めくくります。
このシンプルな組み立て方を意識するだけで、あなただけの特別なメッセージを作ることができます。
そのまま使える！あなたらしい言葉を添えるメッセージ例文14選
ここからは、基本的な組み立て方を実際に使ったメッセージ例文を14個、ご紹介します。
ベースとなる文例は、メッセージの基盤となる部分です。そして、具体的なエピソードはあなたらしさを加え、気持ちを伝えるための大切な要素です。
各例文に添えられた「アレンジのヒント」を参考に、ぜひあなたらしい言葉を加えてみてくださいね。
【短文】感謝が伝わる一言メッセージ（5選）
短い言葉でも、気持ちは十分に伝わります。プレゼントに添える小さなカードにもぴったりです。
お母さん、いつも本当にありがとう。これからも元気で、素敵な毎日を過ごしてね。
アレンジのヒント:
「素敵な毎日を」の前に、「趣味の〇〇を楽しみながら」など、お母さんが好きなことを具体的に入れてみましょう。
母の日おめでとう！お母さんの美味しいごはんが、いつも私の元気の源です。
アレンジのヒント:
「美味しいごはん」の部分を、「明るい笑顔」「優しい言葉」など、あなたが元気をもらっていることに置き換えてみましょう。
いつも温かく見守ってくれてありがとう。お母さんは私の自慢です。
アレンジのヒント:
もし照れくさくなければ、「世界一の」「日本一の」といった言葉を「自慢です」の前に加えると、より気持ちが伝わります。
なかなか会えないけど、いつも感謝しています。今度、ゆっくりお茶しようね。
アレンジのヒント:
「お茶しようね」の部分を、「温泉に行こうね」「電話するね」など、具体的な約束に変えてみましょう。
Happy Mother’s Day! いつまでも、おしゃれで素敵なお母さんでいてください。
アレンジのヒント:
「おしゃれで」の部分を、「パワフルで」「チャーミングな」など、お母さんのイメージに合う言葉に変えてみましょう。
【定番】どんなお母さんにも喜ばれるメッセージ（5選）
感謝の気持ちと、これからのことを願う、温かいメッセージです。
お母さん、母の日おめでとう。いつも家族のために頑張ってくれて、本当にありがとう。〇〇のことで相談した時、優しく背中を押してくれたおかげで、今の私があります。これからも、どうぞ元気でいてください。
アレンジのヒント:
「〇〇のことで相談した時」の部分に、就職や結婚、子育てなど、お母さんに助けてもらった具体的な思い出を入れてみましょう。
お母さんへ。いつもありがとう。お母さんが作ってくれる〇〇（料理名）が大好きです。また今度、作り方を教えてね。季節の変わり目なので、無理せず体に気をつけて過ごしてください。
アレンジのヒント:
「〇〇（料理名）」には、あなたの好きな手料理を入れてみましょう。料理でなくても、「お母さんが入れてくれるお茶」「お母さんと行く買い物」などでも素敵です。
大好きなお母さんへ。日頃の感謝を込めて、プレゼントを贈ります。いつも私のことを一番に考えてくれてありがとう。今度帰ったら、また一緒に〇〇に行こうね。楽しみにしています。
アレンジのヒント:
「〇〇に行こうね」の部分に、思い出の場所や、お母さんが行きたがっていた場所の名前を入れてみましょう。
お母さん、いつもありがとう。離れて暮らしていると、お母さんのありがたみが身にしみて分かります。送ってくれた〇〇、とても助かっています。いつまでも元気で、長生きしてください。
アレンジのヒント:
「送ってくれた〇〇」の部分に、野菜やお米、手作りのおかずなど、実際に送ってもらって嬉しかったものを具体的に書きましょう。
お母さん、母の日おめでとう。いつもたくさんの愛情をありがとう。まだまだ未熟な私ですが、お母さんのような優しくて強い女性になりたいと思っています。これからも、どうぞよろしくお願いします。
アレンジのヒント:
「優しくて強い」の部分を、「明るくて面白い」「芯のある」など、あなたがお母さんを尊敬している点に変えてみましょう。
【義母向け】丁寧で温かいメッセージ（4選）
義理のお母様へ、日頃の感謝を伝えるための丁寧なメッセージです。
お義母さんへ。母の日おめでとうございます。いつも私たち夫婦を温かく見守ってくださり、本当にありがとうございます。〇〇（夫/妻の名前）さんと一緒に、素敵なプレゼントを選びました。気に入っていただけると嬉しいです。
アレンジのヒント:
夫婦連名で贈る場合は、二人からのメッセージであることが伝わると、より喜ばれます。
お義母さん、いつもお心遣いをありがとうございます。先日いただいた〇〇、とても美味しかったです。いつも気にかけていただき、心から感謝しております。これからも、どうぞお元気でお過ごしください。
アレンジのヒント:
「いただいた〇〇」のように、最近してもらったことで嬉しかったことを具体的に書くと、感謝の気持ちがより深く伝わります。
お義母さんへ。いつも〇〇（孫の名前）を可愛がってくださり、ありがとうございます。子どもたちも、お義母さんに会えるのをいつも楽しみにしています。また近いうちに、家族みんなで遊びに伺いますね。
アレンジのヒント:
お孫さんがいる場合は、そのことについて触れると、お義母様もきっと笑顔になるはずです。
お義母さんへ。日頃の感謝を込めて、ささやかですがプレゼントを贈ります。季節の変わり目ですので、どうぞご自愛ください。またお会いできる日を楽しみにしています。
アレンジのヒント:
相手の健康を気遣う言葉は、思いやりの心が伝わる、大切な一言です。
母の日のメッセージに関するQ&A
Q. 毎年同じような内容になってしまいます。どうすればいいですか？
A.今年あった具体的な出来事や、最近感じた感謝を少しだけ加えるのがおすすめです。「この間送してくれた〇〇、美味しかったよ」のような一言があるだけで、メッセージはぐっとあなたらしい、特別なものになります。
Q. 健康を気遣う言葉を入れたい場合は？
A. 「いつまでも元気でいてね」「体に気をつけて、無理しないでね」といったストレートな言葉が一番伝わります。
感謝の気持ちに、相手を思いやる健康を気遣う言葉が加わることで、メッセージ全体の温かみがぐっと増します。
Q. 英語のメッセージはおかしいですか？
A. “Happy Mother’s Day!” や “With Love and Thanks.”（愛と感謝を込めて）といった短いフレーズなら、おしゃれな雰囲気になって素敵です。お母様が英語に馴染みがある場合は、喜ばれるでしょう。
あなたの言葉が、最高のプレゼントです
母の日のメッセージで一番大切なのは、上手な文章や美しい言葉ではありません。ご紹介した組み立て方を参考にしながら、あなた自身の言葉で、素直な気持ちを伝えることです。
少し不器用でも、ありきたりな言葉に思えても、あなたが時間をかけて綴ったそのメッセージが、お母さんにとっては何物にも代えがたい、最高のプレゼントになります。
この記事が、あなたの「ありがとう」を伝える、ささやかなお手伝いができれば幸いです。
